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大阪府の融資制度の改悪案が浮上
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.773 10.8.23
 大阪府は6月30日に発表した「財政構造改革プラン」(たたき台)の中で融資制度の抜本改正を打ち出しました。
その内容は
① 銀行に6800億円の預金を無利子で預託していますが、この預託制度を廃止する。
② 制度融資の事故にあたっての保証協会への損失補償割合も見直す。
③ 金利も銀行などの金融機関所定の金利に移行するというものです。
 これでは制度融資を廃止するもので中小業者にとって死活問題となります。
 一方で、7月6日に「小規模金融特区」を国に対し提案しています。
 これは「1年以内の短期貸付および20万円以下の少額の貸付には上限金利を29.2%にする」というものです。出資法違反にあたる犯罪的金利(年20%を超える金利は5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金)を制度融資の改悪で借りられない中小業者を誘導する、とんでもない提案です。
 橋本知事が推し進めようとしている施策は中小業者の存立基盤を崩壊させる内容で怒りを結集し橋下府政に中止を求めて運動を中読めていきましょう。

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