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大型店進出が心配!面積要件の安易な緩和はやめて!
 吹田市には全国的に誇れる条例があります。環境影響評価条例が それです。13年前、岸田市政のときに制定されました。この条例は 大型店の進出を規制する法律ではありませんが、北摂の各地に大型 店がどんどん進出してくる中、吹田市にはこの13年間、ライフなど のスーパーが進出してくる事はあっても大型店が進出してくること はありませんでした。それは、この条例が、面積要件について5千 平方メートル以上(新設、増設部分)の施設を建設する際は環境審 査の対象になるとしてきたからです。つまり、進出してきたくても 、条例によるハードルが高すぎて進出することができなかったので す。ところが、吹田市はこの素晴らしい条例を「改正」しようとし ています。改正案は現行5千平方メートル以上を3万平方メートル 以上(改築部分面積を含む)に、なんと6倍もの面積に拡大しよう としています。この法律が改正されると大型店進出の可能性が高ま るのではないかと心配されています。吹田民商がこの事実を知った のは1月下句。吹田市内の商業団体の皆さんも1月5日の産経新聞 の報道で知ったそうです。そのときにはパブリックコメントも終わ り改正案は12月議会に提案されていました。ここで継続審議になっ たので、民商も商業者の皆さんも知ることができたわけです。2月 8日に、山口会長を含む5名の役員が吹田市環境部の説明を受けま した。2年半の審査期間を1年半にするということと、この面積要 件の緩和が最大の問題点です。期間短縮については説明がありまし たが、面積緩和の説明はありません。これは商業団体関係者を対象 にした説明会でも同様だったようです。この説明会の席で「これほ ど重要な内容がなぜ事前に商業関係者に説明されなかったのか」と 環境部に聞くと「民商さんへは今日が初めてですが、商工会議所さ んへは法案にする前に2回ほど説明しています」との回答でした。 そのため、吹田民商三役会は各商業団体の皆さんの意見を間いて回 りました。どの方も「反対」と表明されています。そこで、民商は 急速、阪口市長と由上市議会議長に対する要望書と、吹田市議会に 対する請願書をまとめました。そして、2月28日から訪問したり郵 送したりして賛同を募っています。ある商業団体の役員さんは「本 来俺たちがやらなければならないことを民商さんがやっていただい て有難い」と言っていました。吹田の商業者と商店街・市場を守り 、買い物難民を生まないまちづくりのために民商は力を尽くしてい ます。
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.799 11.3.7

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