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知事選・市長選 ダブル選挙の結果について
大阪商工団体連合会  会 長 三谷 信雄
 40年ぶりとなった大阪府知事選挙と大阪市長選挙のダブル選挙で、大阪の全民商は全力を挙げて「知事には梅田章二さん、市長には平松邦夫さん」への支持を広げ訴えてきました。全商連60周年記念の拡大運動と同時期に行われたダブル選挙で、「連結躍進」をめざしての努力と追求が最終日まで続きました。連日奮闘された役員・会員のみなさんに心からの敬意とお礼を申し上げます。
さて、橋下・維新の会は自民・民主の2大政党による政治・経済の行き詰まりの中で、いつまでも変わらない閉そく感やうっぷんを利用してまやかしの敵をつくり、「大阪都にすれば大阪は変わる」と強調して府民の大きな期待と支持を集めました。私たちはこの選挙戦の中で橋下・維新の会による独裁政治を食い止めるために奮闘してきました。府民・中小業者の要求を実現する土台である民主主義が壊されると少数意見や多様な声が切り捨てられるからです。このことはダブル選挙の大きな争点となり、反独裁・府民共同戦線VS橋下・維新の会 という真の対決軸への共感と共闘が地域の中で広がりました。
私達は、橋下・維新の会が公務員たたきや二重行政批判を声高にさけぶ目的が、財政赤字や経済悪化の原因である大型開発優先を隠すためであり、「大阪都構想」は大阪市の権限・財政を吸収して、いっそう大規模開発を進める企てだと言う事を強調しました。そして、「大阪都ではなく、ほしいのは仕事」と住宅リフォーム制度をはじめ、その気になればすぐできる商工施策や直接支援策を実現させるために奮闘しました。
さらに橋下府政が大型開発は続行しながら、ものづくりや商店街支援などの中小業者むけ予算をことごとく削ってきたこと、命綱の制度融資も「元気な企業だけ」に理念も予算も後退させたことなど、実際にやってきた事を多くの中小業者に宣伝し声かけをすすめました。
「大阪の経済とくらしを良くして欲しい」との府民の願いはいっそう高まっています。大阪を再生させる真の原動力は府民・中小業者であることに変わりありません。大阪都構想の中には中小業者が果たす役割はなく、中小業者つぶしの橋下・維新の会がすすめる独裁政治との闘いはこれからが本番です。今回のダブル選挙でつちかった幅広い共同を糧に、「安全・安心・やさしさ」の大阪を実現する攻勢的な運動をすすめていきましょう。
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.836 11.12.5

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