有難うございました。
吹田市長選挙と市会議員選挙が終わりました。吹田民商が推薦した正森かつやさんは17,832票を得ましたが及びませんでした。当選は大阪維新の会の井上哲也氏でした。無念です。私たちの力不足です。ご協力いただきました会員や読者の皆様にお礼と
お詫びを申し上げます。
期待と不安が内包されたバランスある結果に
「大阪維新の会」候補者に対する一票は現状に対する不満と変化に対する期待があります。問題は「変化の内容」が吟味されていないことです。小泉改革に騙され、民主党政権に騙され、それでも変わって欲しいとの切実な願いが「橋下改革」に期待を寄せています。それでも市民から見ると不安があります。それが日本共産党の府会議員1名、市会議員8名を当選させる力となっています。橋下知事のあれだけの反共攻撃にも屈していません。吹田市民は新市長に期待を寄せつつ、日本共産党に市長を厳しく監視して欲しいとの願いを託してバランスをとったものと思われます。
マスコミの報道姿勢はこれでよいのか!マスコミは政策論争をリードすべきではないのか!
正森かつやさんは老人ホームや保育所の待機者をなくしたいと熱く訴えました。あの大震災を経験して、助け合うことがどれほど大切なのかを目の当たりにしただけに正森さんの政策はそのまま震災に強いまちづくりに対する回答ともなっていました。しかし、マスコミは地域政党対現職の構図を描き出し、4人の候補者のうち、正森さんだけを外して報道しました。本来であれば防災対策で政策論争することができたはずなのに市民に届ける姿勢がありませんでした。震災に強いまちづくりであれば、医療や介護、子どもたち、そして、商店街や市場対策がどれだけ重要であるかが論争になってしかるべきです。被災地では侵食忘れて献身的に奉仕している公務員の姿が感動的です。その公務員を削減することが第1の政策であるなど、これでよいのかと考えたのではないでしょうか。選挙が終わった今、もう一度冷静に考えてみる必要があります。
「官公需」では一致 要求実現を市長に
井上氏の政策のうち中小業者の要求を反映したものもあります。吹田民商が出した公開質問状に対して、井上氏は「官公需の地元優先」、「小規模工事契約希望者登録制度」については賛同を表明していただきました。この2点は全ての政党、そして、吹田中の中小業者が要望しているものです。昨年の12月市議会でも採択されています。新市長が確実に実行に移していただくことを要望します。新市長が産業振興条例を尊重した施策全面実施されることを期待しています。
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