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国民健康保険料は6・4%の値上げ 請願は不採択
 来年度の国民健康保険料が値上げされることが決まりました。吹田民商は社保協国保部会と共に値上げを阻止する運動を展開してきましたが叶いませんでした。今回の値上げ理由は累積した44億円の赤字解消策でした。値上げ提案の最大の問題は医療費の増大原因が解明されず、そのため、その対策も立っていないのに、赤字が増大するとの理由で保険料のみにその解決策を求めたことです。行政としてあまりにも無策です。障がい者に対する特別な配慮で膨らんだ医療費の増大を単独で決めたのは行政です。その責任には触れず責任を全て加入者に求めるのは誤りです。当初、市は7・55%の値上げを提案しましたが6・4%に縮減されました。毎年、その推移を国保運営協議会に報告することになっています。2月中旬から取り組んだ署名は1775筆が市議会へ提出されました。昨年9月以降の運動を通して、保険料の値上げは許したものの、低所得者対策を強化することを約束させたことは貴重な前進でした。また、井上市政が行政の維新プロジェクトで廃止を目指した「老人医療費助成事業」や「一部負担金相当額等助成事業」は今回も継続審査となっています。秋から取り組んだ市長への要望署名は7543筆に達しています。ご協力ありがとうございました。
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.851 12.4.2

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