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「払える国保料に」と145名が営業と生活実態訴え!
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.723より 09.7.20
 7月9日(木)国民健康保険料の減免相談会が行われました。

暮らしと営業を守るため、総選挙で要求を前面に掲げましょう
 相談に先立って、まず、要求運動部会の部長の村上さんの挨拶を受けました。その後、西尾局長から全商連の「経済・金融危機突破への5つの緊急要求」についての学習を行ないました。5つの緊急要求は、①個人消費を拡大するため、消費税をただちに減税するとともに社会保障予算を大幅に増やし、雇用を守る。②中小業者に必要な資金を回す緊急対策を実施する。③自治体が行う地域・生活密着型の創造的公共事業を応援し、中小業者の仕事を増やす。④大企業による一方的な下請け切りを許さず、「休業補償制度」を創設し、地域産業、下請製造業の生き残りを支援する。⑤財源は消費税増税でなく、不公平税制の是正と大企業の内部留保を活用し、確保する。の5点で、多くの中小業者の声を代弁するものです。この学習会に参加していた、千里丘支部の北山さんは「ほんまにこのとおりやな、消費税がいたい。客単価もどんどん下がっているし、今なんとか商売してるけど、税率が上がったら、もうやっていかれへん。」と感想を寄せていました。

「やめられない、止まらない」何のこと?
 続いて、土井副会長から、総選挙をにらんで、情勢の報告を行いました。その後、145人すべての方に「かっぱえびせん」が配られました。「お配りしたえびせんは、皆さんのご協力で、いま吹田民商は23カ月連続『商工新聞』読者の拡大目標を達成しています。ここまで来たら、もう『やめられない、止まらない』と言う意味です。ぜひ、会員や読者の紹介を」とユーモアも交えて、拡大推進委員の岡田さんからの訴えがありました。
 その訴えに応え、その場で読者が1名、会員さんと一緒に読者の方が参加しておられ入会されました。また、参加者から26名の紹介がありました。
 その後、国保の個別相談に入りました。
 Aさんは、永年、自転車屋をしているけど、店の周りに量販店が何件もできて、信じられないような金額で売り出している、量販店の売値が自分ところの仕入れ値くらいの時もある。この不況で、お客が、どんどん安い方へ流れて自分のところの売上げは激減。また子どもが、高校2年生と大学1年生で学費もこれからが大変と職員に訴え、払える金額となり、参加してよかったと喜ばれています。
 初めて相談会に参加したBさんは、ご主人が亡くなってから、月々5万円以上きていた保険料が払えなくて、毎月分納をしていましたが、なかなか追いつかなくて、気持ちの上でしんどい思いをしてきました。営業と暮らしの実態を訴え、減免ができることになり、肩の荷が下りたと語っていました。
 Cさんは、3人の職人を抱える、タイル工ですが、昨年から仕事が激減し、何か月も仕事がないこともある。それでも、従業員の中には、家のローンを払っている人もいて、仕事がない月でも最低の給料を保障しなくてはならず、赤字続きでとても今の金額では払えない実情を訴え、減額が認められました。



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