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吹田市産業労働にぎわい部と懇談
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.741 2009.12.7
 11月30日(月)夜7時より産業労働にぎわい部と民商との懇談会が開催されました。産業振興条例が施行されてから具体的にどのように進められているのか状況を聞きました。

民商活動を紹介
 局長から民商活動の税務調査、金融相談、国保・住民税・国税の滞納相談等を紹介。昨年問題になった人権侵害の税務調査をビラで示しながら、「自宅に奥さんと子どもしかいない家に無理やり上がりこんだり」「事業所に来て、亡くなったお兄さんのカバンの中にあった手帳を見たり」「ねたきりのお父さんを確認するために別宅にまで確認に行く」などの話に、朧員の方々は、「ひどい」「信じられない」「何を目的に」と言われていました。金融相談では、銀行や保証協会、国民生活金融公庫に断られたケースで融資実現に向け実行できるように努力していることや、「さざなみ」の相談会が毎週開かれ相談者が10名ほど参加していることや、営業が困難な中、国保料・税金の負担増による滞納相談が増えていることを説明しました。

産業施策の重点施策を説明
 赤松部長からこの2年間、条例、JOBカフエ、まちづくり協議会と重点施策を進めてきた。今年4月からは商業、起業・工業、農業、観光のラインに分かれて施策を推進してきたと説明があり商業と工業の担当参事から報告を受けました。
*商業施策について
商業活性化…商店街のイベントに土曜日、日曜日と9月から参加している。NT近燐センターを商業相談員と訪問、空き店舗が多く、地域のコミニュテイー核としての役割が果たせてない。
JR吹田駅周辺まちづくり協議会…来年1月より住民意見を取り入れ、ワークショプを行なう。人の流れをつくるため、オータムフェスタを催した。駅前から神崎川までの人の流れをつくり、モデルケースとして、商業集積地に広げたい。
交付金の活用…エコ化事業を推進
条例の作業部会…要項の策定、ガイドライン・手引書の作成。

*工業施策について
出前講座のプログラム作成
夏休みこども体験講座…50人の子供が参加、NPOの協力を得てしている。将来は中学生、高校生、大学生にも広げていきたい。
製造業の訪問・・・5年間で190製造業がなくなっている。ビジネスコデイネターが市内500の製造業を訪問している。今後どういう支援ができるか、大東市でやられている企業グループをつくり、市内業者を元気にしたい。
全企業実態調査…調査対象業者は8945件、12月2日に調査する業者の入札を行ない、8入の臨時職員を雇用し調査の集計を手伝う。書類は1月31日までに返送してもらう、結果に基づいて商工業振興対策協議会で分析していく。
創業支援…吹田市内の事業者を減らさず、増やす方向で考えたい。
セミナー…インフルエンザ対策と雇用問題で開催。
銀行担当者を招いて1月20日か27日にセミナーをする。
仕事おこし…吹田での新しい産業、吹田の特徴を出すものはないか。

 重点施策を聞いて、副会長の土居さんから「よくやっていただいている感じがする。でも業者は明日はどうなるかわからない。交付金が有効に使われているか疑問の声が各団体を回って聞く。高浜橋のライトアップ等、小規模な修繕が吹田市で7億程使われているが、どの部でいくら使用しているか中身が不明。他市は中身はっきりしている。市は旭町ばかりに目が向いている、他の商店街は街がなくなり商店会になっているので援助してくれとは言いにくい」と業者団体を訪問した時に聞いたことを発言されました。
 その後条例をどのように吹田市職員に徹底していくか、実態調査の分析の仕方などについて意見交換しました。


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