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「つながり」創りのため、事務局集金の70名分が役員集金に
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.739 09.11.23
 折角、民商に入会されたのに1年以内で退会されたり、誰にも相談することなく廃業されたりする方が増えています。三役会はこの問題を重視して9月以降討議を重ねてきました。その結果たどり着いたのが事務局集金数の大幅な増加傾向です。厳しい経済情勢が続き、会員さんが夜遅くまで働いていることや家族もパートに出かけるなどして、組集金体制に入ることができないなどがその背景にあります。そもそも、最初から組の体制に入りたくないと思っている方も多数います。

 9月末の段階で、商工新聞読者の集金で86名、会員さんの会費集金で210名、合計296名の個別集金がありました。これを全て事務局員が相談活動や多くの実務の合間に集金活動を行っているのが実情です。これでは、会員どうしが「つながる」機会もなく民商が何をしているかもわからない状況です。事務局員も余裕をもって会員さんと「つながる」ことができません。ここに最大の問題があるということになりました。この状況を克服するために役員が先頭に立つように呼びかけることにしました。数十年前、民商が大きくなる過程では、当時の役員さんが、多くの配達集金活動を担って、その上、一般の会員さんよりも高い会費を払って民商を支えてきた歴史があります。現在、89名いる役員のうち、この活動に参加している役員は60名に限られていることもわかりました。

この問題を、時間をかけて討議したのが、10月25日に開催された組織問題研修会です。ここでは、「配達集金くらいだったらやらせてもらいます」(NT支部・橋詰さん)、「これだけ集金があれば、事務局員さんは本来の仕事ができない」(中央支部・河本さん)、「自分たちの組織だ。配達集金は全て会員でやろう」(土井副会長)と、積極的な発言が多数を占め、改善を行う方向性が確認されました。11月2日の常任理事会は、この問題を正面から議論し、その後、全ての支部役員会で継続して討議が行われています。
 その結果、片山支部で10名、北支部で10名、山田支部で6名、NT支部で17名(NT支部では事務局集金がなくなりました)、吹南支部で1名、江坂東支部で18名、江坂西支部で8名、合計で70名分の事務局集金が減少しました。これほど短期間に事務局集金の25%近い集金数が減少したことは初めてです。ご協力いただいた役員や会員の皆さんに感謝申し上げます。この動きは端緒であり継続して討議がおこなわれることになっています。

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