もどる
緊急融資で商売生きぬこう!
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.728より 09.9.12
 昨年10月31日から始まった緊急融資制度を利用して、経営を乗り切っている中小業者が増えています。
 自公政治の外需優先、国内需要切り捨ての「構造改革」で中小業者の経営が深刻な困難に直面しているうえに、アメリカ発の経済危機で原油・原材料の高騰で追い打ち、三大メガバンクが大企業には融資を増やしているのに、中小企業向けにはこの1年間で2.6兆円の融資を減らし、貸し渋り・貸しはがしで経営難に拍車をかけています。
 この融資は世論と民商運動で実現させた制度で、この融資を活用し商売で生き抜こうと力を入れて融資獲得を進めています。

消費税の滞納があったが
 西の庄で印刷業をしている法人のF社のK社長は「不況で仕事が大幅に減っているうえに、単価が切り下げられて体がくたくたになって働いている。それでもがんばって仕事を取ってきている。利益が減少しているのに消費税はずっしりと重くのしかかり、分納しているが延滞税が高い。緊急融資を申し込み満額借入できました。税金の滞納分を支払いできました。気持ちがスッキリして仕事に集中できます」と語っています。

新たな借入しても返済が減少
 朝日町で飲食店を営んでいるYさんは、既に2口の保証協会からの借り入れがありましたが、店舗の改装が必要になったので緊急融資を借入しました。
 通常ならば3口で返済額が増えるのですが、この制度では既借入分を一本にまとめることができるので、今までの分より少ない金額で返済ができると大変喜んでいました。
 吹田民商ではこの融資で商売を続けていこうと運動を強め、据置き2年・返済10年と延長させる成果を勝とってきました。しかし一方では申込者の約3割が減額されたり、否決された人もあり、融資獲得運動を強めていくことが求められています。
もどる