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住民税、国税の滞納問題で学習交流会を開催
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.736 09.11.3
 全商連が発行したパンフレット「納税緩和措置と納税者の権利」を活用して、10月21日、民商会館で「徴収問題学習交流会」を開催しました。毎回、相談に対応している役員も含め10名が参加しました。最初に、この数年間の運動の到達点を確認しました。4年前に「換価の猶予」を実現させ、昨年、今年と連続して「納税の猶予」を実現していること、9月には昨年の税務調査で問題になった山田さん(仮名・8月に廃業)の件で「滞納処分の停止」の要請も行いその可能性が高いことなど、税金滞納者にも権利があり、それを行使することで営業や暮らしを守ってきていることを知りました。「納税の猶予」と「換価の猶予」の違いや申請の仕方なども学びました。交流会では、原田さん(仮名・倉庫管理業)が、「今頃相談されてもね。この金額だったらなかなか減っていかないよ」と担当署員に言われたけれど、「もっと実情を聞いて欲しい」と訴えてから話が進んだと経験を報告しました。原田さんは学習の力と「仲間がそばにいたから言うことができた」と語りました。これには、最近税務調査を終えたばかりの林さん(仮名・建設業)も「この間仲間にどれだけ勇気付けられたかわからない」と共感していました。税対部長の村上一郎さんは「簡単ではないけれど仲間がいるからこそ頑張れる。記帳や納税者の権利を学ぶだけではなく、仲間を増やすことが大切」と、拡大運動への参加を訴えました。参加者は署名用紙と宣伝紙、そして、民商の実績をご近所に知らせる宣伝ビラを持ち帰りました。

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