クレジット・サラ金・商工ローンの被害者をなくす吹田市民の会「さざなみ」の第9回定期総会が、12月10日に吹田民商会館で開催されました。来賓として府会議員の阿部誠行さんと民商副会長の山口正史さんから挨拶をいただきました。総括として相談活動、行政・司法への働きかけ、相談員・役員の育成、宣伝活動、全国集会への参加などの報告がありました。中でも行政・司法への働きかけでは、吹田警察に対してヤミ金相談を受理させたこと、日本政策金融公庫に対しては教育ローンについて抗議したこと、吹田市役所多重債務相談窓口と懇談を行ったことなど外に向けた活動ができたことがこの一年間の前進面でした。また、クレサラ被連協などの全国集会へたくさんの役員・相談員が参加でき、相談活動へ生かすことができました。
役員の中川さんより秋田交流会の報告があり、貧困と格差からますます多重債務者や自殺者が増えている現状や、不安定雇用や医療の問題など、誰もが多重債務者に陥る要因がある社会だからこそ、学習し行政・司法への働きかけなど運動を前進させないといけないと強調されました。
今期はたくさんの成果と前進の年だったと思います。毎週かかさずに行なった相談会、大変な中、多忙な中、相談員・役員が運動に参加しました。さざなみは「お金の解決だけではなく、人間らしい生き方を取り戻す」ところです。今後ともよろしくお願いします。 |