これほど不誠実な態度をとるなんて信じられない |
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10月15日、国民健康保険に加入している65歳以上の市民の保険料が年金から強制的に差し引かれました。吹田市では2000名から3000名の市民がこれに該当しているそうです。民商が責任団体になっている吹田社保協国保部会は8月8日、この問題で吹田市に申し入れ、申請すれば年金天引きをやめること、そのためのお知らせを急いで該当する市民に行うことを約束しました。
8月中にも何度も電話で問い合わせ進行状況を確認してきました。ところが、10月21日に問い合わせたところ35名にしか通知していないことがわかりました。市民団体との約束を無視しただけではなく、市民生活の窮状を考えようとしない驚くべき対応です。 |
年金は保険料ではなく生活費のためにある |
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介護保険料に続き、今年の4月からは後期高齢者医療制度の保険料が年金天引きとなり日本中で大きな社会問題、政治問題となっています。今度の総選挙の争点になるくらいの大問題です。国民健康保険料の天引きであっても怒りの程度は同じです。吹田市当局に市民生活を思いやる姿勢があれば、自らが行った回答を自らが反故にすることはなかったはずです。
私たちが特に強く申し入れていたのは、保険料の滞納者と分納者の対する配慮でした。なぜなら、そのまま(正規の)保険料が強制的に差し引かれ生活に大きな影響を与えるからです。年金は2ヶ月1回の支給ですから、保険料は2か月分差し引かれます。国民年金であれば僅かな金額しか残りません。千里丘支部の会員さんは5万数千円も差し引かれています。 |
一部市民への通知と保険料の返金を約束 |
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「こんなことをやられたら生活できない」と、10月22日午後6名の会員が保険料の返還を求めて国保課に出向きました。そこで、年金天引きを取りやめる申請を行うと共に払いすぎた保険料を返してもらうことを求めました。国保課は事態の深刻さをようやく理解し、滞納者や分納者約300名だけでもすぐに通知することと保険料の返金を約束しました。相談を希望する方は遠慮なく申し出てください。 |
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08.11.3発行 いんふぉめーしょんNo.688より |