商売の初心を振り返れて良かった |
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吹田民商「いんふぉめーしょん」No.779 10.10.4 |
9月22日に経営交流会を開催しました。
今回は「全国商工新聞」に連載されている「見る太クンの商売書いて見るトレ」を題材にしました。参加者は9名でした。「商売の4つの記念日」と「店名・屋号・会社名とその由来」では開業した時の初心や、営業の転換点になった時の出来事なども報告されました。記念日では開業した日や民商に入会した日、民商で重要な相談した日、吹田に転居した日などが参加者の共通した記念日でした。「名前の由来」では、千里丘支部の岸田さんの「アクト・メンテ」が聖書の「使徒」や「代行」の意味を持つ「アクト」からつけたとの報告に参加者から驚きの声が上がりました。またNT支部の岡田さんの「関西エプリースステーション」は地名を「千里」や「吹田」にしようと考えてみたが、どうせなら大きく「関西」にしたことや、日産ブルーバードの車種「エプリース」が造語ではあるが「熱中する」という意味もあることからその名前にしたと報告されました。キャッチフレーズでは自分の仕事の特長や個性を表現するための言葉を探して、苦心しながらつくった様子がよく分かりました。片山支部の竹田さんは初め「気分を変えて出直そう」で考えたが、「出直そう」ではお客さんが出直して帰ってしまうので、自分の得意分野である「縮毛矯正」がわかるように「くせ毛なんかに負けないで」にしたと報告されました。参加者から「出直そう」ではなく「出かけよう」にしたらと意見も出されました。焼肉店をしている江坂東支部の谷川さんは自分の店舗にテーブルがなくカウンターだけなのをひとつの特長として、「ひとりでもファミリーでもカウンターで焼肉を」。ファミリーで来るお客さんにカウンターしかないことを事前にお知らせするためにも「カウンター」を入れるようにしたと報告されました。参加者からはカウンターだけのお店の良さもあると感想も出されました。交流会は終始和やかであっという間の2時間でした。
参加者の感想
●江坂東支部 谷川さん(焼肉店)
自分でやっている時もお店を始めた時や、大変だった時を振り返ったけど、他の参加者の報告も聞けて良かった。店名やキャッチフレーズもすごく考えられていると思いました。
●片山支部 竹田さん(美容室)
人の話を聞くと参考になる。
先々の商圏のことも考えてなかったと思った。どんな人に来てほしいのかを明確にアピールする必要を感じた。
●片山支部 水野さん(工務店)
「おれはおれ。人は人。」だと思っていたけど、参加者の話を聞いて本当によかった。今後に役立てたい。
●千里丘支部 岸田さん(建設業)
目先のことばかりで楽をしようと考えてしまうが、自分に見えているのに見ていなかったことを勉強できた。今までこんなことを考えていなかった。役に立てたい。
●NT支部 重さん(内装業)
以前に受けた経営塾で学んだことのやり方が見つからなかったが、これならできそう。
●中央支部 桑島さん(美容室)
商売を長年やっていると我流が強くなる。商売も科学的にやる必要があると感じた。
●NT支部 岡田さん(車整備業)
自分の理想の客層を考える必要性は経営塾でも学んだ。昔から本を読むのが苦手だったので、いつも交流会では何かいいものを持ち帰って生かそうと参加しています。 |
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