「知的な刺激をいっぱい受けました」
価格決定権を学び活発な意見交換 |
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吹田民商「いんふぉめーしょん」No.757 10.4.12 |
3月31日20数名が参加して価格決定権を学びました。講師は経営革新コンサルタントの高木学さん。約1時間の講義中にも「どのようにて価格を決めているか」と交流しました。
橋詰さん(建設関連)は10月の組織研修会で周防さんの話を聞いて「自分にも価格決定権がある」ことに気づき、相手には自分が価格を決定することを認めてもらえないが、受け入れてもらえるために自分は何をすればよいかを考えるようになった。仕事がないときは次の仕事にすぐ稼動できるように準備するようになった」と発言。
村上さん(縫製)は価格を決める際の基準を1ヶ月の生活費においているそうです。夫婦で働いている1日分の金額が決めた金額より下回ることがないように親会社と交渉するそうです。もし、下回るときは、次から元に戻す約束をして受けるそうです。
高木さんが最も強調したのは「人生の主人公は自分である」ということです。中小業者は、多くの場合、自分で価格を決められないものの、その中でも自分らしさを発揮できるはずだ。そのためには、仕事をしていないときのすごし方が重要と述べました。つまり、受動的にならざるえない部分もあるが、そのなかでどう主体的にかかわるかということ、その繰り返しのなかで「価格決定権」の道筋が見えてくるということでしょう。この日は参加者が少なかったこともあり、後半の分散会では全員が発言して活発な意見交換会となりました。3名の方から感想をいただきました。
商売をする上で自分の財産をまもることが重要です。価格下げ競争をしてしまいがちの中、先を見据えて事業展開する戦略のヒントをいただきました。自分の商売のサービスに価値をもち、価格を決めることを指導していただきました。
(北支部・吉川さん)
中小業者が暮らしを守れなければサービスや品物も提供できない。従って、需要と供給そのものが成り立たなくなる。自らが価格決定権をもち、自分の生活と存在意義を見つめ、全力で創意工夫して事業を見直すことが大事だと思う。仕事の合間に何が必要か、且つ、何ができるか考えさせられた。
(NT支部・橋詰さん)
原材料が下がった場合、値下げで価格に反映するには3分の1で抑えないと利益がなくなる。「自分の生活費(給与)を固定費で考えますか?」と現実感あるお話。「親会社からの仕事がなくて・・・」と言う請けの仕事ではなく、「5年後、10年後の自分はどうしたい?今、自分にできることやれることは何なのか?」と言う未来を語るお話。そのために価格の意識が必要である。「ヒトは3万回1日に考える。気持ちを『できる!』と持てば3万回『できる』ヒントが思い浮かぶもの」のお話。充実した90分で元気をいただきました。
(江坂東支部・西宮さん)
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