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好きな仕事が究極の商売 自分も楽しく仕事をしたい
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.733  09.10.12

「わが商売を語る会」が9月29日に吹田民商会館で開かれました。今回の報告者は片山支部の大原さん。門真市の中央環状線沿い店舗でリサイクル品販売をしています。

いろんな仕事を経験
 大原さんは今までいろんな仕事を経験したそうです。初めて仕事をしたのは小学4年生の時の新聞配達のアルバイト。その後はパン屋のアルバイト、測量、自営業で子ども・婦人服の古着販売、北海道で家具職人の修行、キャンピングカーの内装、ユニットバスの組立施工など数えると今まで30以上の仕事を経験してきました。子ども・婦人服の古着を販売していたときには、船場などを歩き回って仕入先を探した苦労もありました。

始めは自分の不用品を売って
 リサイクル販売を始めたのは、インクーネットオークション始めたのがきっかけ。5千円で買ってタンスに眠っていたものが、2万円とおもしろいほど売れたそうです。次々と自分の不用品を売っていたところ、家にもさすがに売るものが無くなって仕入を始めることに。各地で見切品を仕入し、オークションで販売。そんなことをしていると知り合いからリサイクル業者同士の取引場を紹介してもらって「こんな素敵な所があったんだ!」と感動したそうです。いつでも売れることから、次々と仕入をしていると在庫で実家の空スペースでは足りなくなってしまい、新大阪で事務所を借り、また狭くなって摂津市鳥飼で倉庫を借り、また狭くなって今の門真市の店舗に。せっかく広い場所なんだからと店舗展開もはじめることにしたそうです。

今の仕事が楽しくて仕方ない
 大原さんは「自分がいいと思うものばかり集めていると自然と利益が出た」と話されました。リサイクルの仕事を始めて行く所すべてが刺激的で楽しい。とにかくモノが大好きで、昔から広告とかカタログとかを眺めることや東急ハンズが江坂で開店したときには2日連続で開店から閉店までいたそうです。このモノヘの興味や30回も転職した経
験が、今の仕事にも役に立っていて、同業者の市場では「何に使うか分からないものは大原に聞けばわかる!」と言われているそうです。最近ではついうっかり話すと、他の同業者さんに買われてしまうので「わからへんなあ」と言いながら、競り落としていますと笑っていました。

これからの抱負・課題
 一番長くいる従業員さんには、「社長はほめることがない」と言われることもあって、従業員さんとの関係には苦労しているそうです。なかなか自分はほめる人間ではないけれども、これが一つの課題になっていると話してくれました。また、最近始めたのは知り合った若い社長さんと一緒に朝6時から2時間の社会貢献活動。店舗の周辺は内環状線沿いということもあって、タバコの吸殻や空き缶などが散乱しているのを、毎日清掃をしています。

交流会から出た感想
 大原さんの話を聞いて、自分も楽しく仕事をしたい、仕事を楽もう!と思った。自分の仕事にも活かしたい。(中央支部の六本さん)
 好きでやれる仕事が究極の仕事だと思う。大原さんの今までの経験とバイタリティーが活かされている。(山田支部の後藤さん)
 前向きな経営の話を聞いて、自分にもエネルギーをもらえた。(千里山支部の辻さん)
 本当に楽しく仕事をしている様子がよくわかった。そんな中でも従業員さんとのことや課題も考えているのがすごいと思う報告だった。(片山支部の竹田さん)
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