5月25日、吹田民商会館でわが商売を語る会を行いました |
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吹田民商「いんふぉめーしょん」No.716より 09.6.1 |
中小業者の役割を実感してほしい 西尾事務局長から報告。大変な時だからこそ客観的に経営を見直してほしい。消費者は個性的なものを求め始めていることや、少子高齢化社会から介護サービスなど地域密着と小回りが商売に必要になってきていることから、中小業者の時代が到来しつつあると報告。しかしその中で国の政策は中小業者を減らす方向になっているが、地方自治体では吹田でも今回制定された地域経済振興条例など、中小業者の役割を見直す自治体も生まれています。雇用の面でも、自治会やPTAなどの役員やイベントなども中小業者が支えている。皆さんの役割の大きさをまず感じてほしい。この厳しい経済情勢の中で生き抜くには経営力を伸ばすことと、政治そのものを変えていくことが必要になっていると報告がありました。
経営塾に参加して180度変わった 今回の報告者である岡田さんは自分の生い立ちから振り返って報告がありました。卒業して就職を選ぶときにはトヨタも考えていたところを、製造業だと飽きるかもしれないと小さな自動車整備工場に就職。一度鉄工所に転職したこともあったが、結局整備工場に戻って営業などもしていたところ、その会社が突然倒産。知人からも自分でやってみたらどうだと声をかけられたこともあって独立したと開業の経過を話されていました。 開業した当初は予定していた得意先が3割になってしまったり、チラシの配布もやっていたが、結果が出ないことでやめてしまったり、会社関係の取引も価格競争が激しくなって、利益が出なくなったことからやめてしまったことなど、経営塾に参加する前のことも報告されました。
経営塾に参加して経営理念をつくり、目標は3年後に店を持つこととしているそうです。経営塾に参加してからは、お客さんから次のお客さんをと紹介活動を行っていて、着実に顧客を増やしているそうです。また紹介をしてもらえることが、自分にとっても認めてもらっている評価されていると自信がつくと話されていました。また、チラシの配布も再開して、2回配布したそうです。残念ならが今のところ結果にはつながっていませんが、自分の仕事をどうやって紹介すればいいか試行錯誤しながら、3回目のチラシ配布を計画しているそうです。さらに10分でできるメンテナンスを、メニューにした冊子を仕入先の人と作成したり、メンテナンスレポートを出して、本来しっかりやるべきメンテナンスや車検への意識の向上をはかってみたり、ホームページの開設の計画もしているそうです。岡田さんが経営塾に参加した後の実感として、今まで時の流れに身を任せていたのが、180度変わったと感じていると話されていました。また、自営業をやっている喜びとして、子育てや家事の分担・親の介護も自分でやるための時間を調整できる、ライフサイクルと両立できることが本当に良かったと話されていました。 岡田さんの報告は、顧客の紹介活動や、チラシ作製の試行錯誤など民商活動から経営に生かされている点が良く分かる報告でした。 報告終了後は3つにわかれてテーブルトークを行い、感想や自分の商売の現状などを交流しました。
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