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ひとりひとりがリーダーになるネットワークを作ろう
 7月15日に吹田市民会館で、第2回目の「井内先生と学ぶネットワークづくり」の経営講座を19名の参加者で開催しました。今回も井内先生から京都で協同組合の調査をした経験や、東大阪市の民商会員とものづくりのネットワークを作った経験、情報発信の重要性などについて講義をいただきました。そのあと、2つのグループに分かれて交流会を行ないました。

 講義の中ではよくある同業者組合では、共同仕入れによって材料を大量に安く仕入れをする「規模の利益」に問題があり、材料の仕入れでは個々別々の希望が、多数決で妥協できず衰退していったと紹介されました。これから講義で考えるネットワークは「規模の利益」から抜け出し、共同することで自己実現ができるものにと話されました。東大阪でのネットワークの経験では大阪府主催の見本市に出展したことで、問合せもくるようになり、注目されるようになったことなど情報発信の場に積極的に生かすことも提起されました。また、ネットワークづくりの中では業者間の関係性も注目しないと、原価計算の問題から工場の地代さえも話せないことがある、大切なのは腹を割って話せる関係が作れるかだと強調されていました。

講義の後の交流で出た意見
千里山支部 水江さん
 昔、仲間同士で共同仕入れをやったこともあったが、先生の話と同じように結局希望する材料が個々別々に食い違うようになってやめてしまった。

片山支部 大原さん
 同業者同士では、商売について話をしたことがない。路上清掃のボランティアで集まっている異業種の仲間とは気軽に商売の話ができる。

北支部 土井さん
 この前、水江さんにカレーうどんに使ううどんを卸させてもらった。仲間同士で協力していきたい。

交流会終了後、井内先生からまとめの報告をいただき、次回からは参加者からどんなネットワークを作っていくのか、発表して議論をすすめていきたいと提起されました。
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.819 11.8.1

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