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災害に強いまちづくりは「福祉」ち中小業者」重視の正森さんで
吹田民商は正森かつやさんを推薦
 4月24日は吹田市長選挙と吹田市会議員選挙の投票日です。吹田民商は地域経済を振興するために「中小業者の仕事を起す」ことと「国民健康保険料の値下げ」を求めて正森かつやさんを推薦して、その勝利のために奮闘しています。この間の論戦で幾つか明確になったことがあります。この点をご紹介しながら、会員の皆さんの最後までのご協力をお願いするものです。

福祉は最優先にするもの。お金が余ったからするものではない。
正森さんが他の候補者と決定的に違うのは、「福祉」を最重要政策にしていることです。高齢化社会に入り誰もが医療や介護の世話を受ける時代に入りました。今回の大震災を経験して「福祉」の大切さを改めて感じています。自治体の役割は、お金がある、なしで差別するのではなく、誰もが人間としての尊厳を大切にされながら生きることを保障することです。正森さんは、そんな吹田市をつくろうと呼びかけています。ところが他の候補者は、「お金がない」と「福祉」を邪魔者扱いにしています。お金はあります。吹田市は「維新の会」の候補者が言っているように大赤字ではありません。他の候補者には「福祉にお金を使う気持ち」がないのです。要は「何が大切なのか」、その考え方が違うのです。
 それだけではありません。福祉に税金を優先的に活用することが景気を良くする役割を果たします。「福祉」のためには介護の施設や保育所を作ります。その施設で必要なものも購入します。それを地元の中小業者にお願いすると、中小業者が元請になることができて潤います。施設が出来上がると、そこで働く人も必要です。雇用が生まれます。中小業者や労働者に仕事が生まれると買い物したり友人や家族と食事や憩ったりしてお金を使う機会が増えます。これが福祉による地域経済循環政策です。

地元中小業者重視こそ人間らしい生活空間が形成される
 今回の市長選挙では景気対策が争点となっています。正森さんの政策は福祉と経済の結合です。中小業者は経済の担い手であると共に生活者です。人間らしい暮らしができる空間を地域の住民と一緒に作っていきます。ところが、現市長は「原風景を大切にする」と言いながら、開発中心で町の風景を大幅に変えてきました。そして、その工事を請負う業者は他市のゼネコンです。「維新の会」の候補者は法人税を減税して企業を誘致する、東部拠点を「医療特区」にして海外の富裕層を呼び込むと言っています。これで、吹田市が潤うことができるでしょうか。もし、潤うことができたとしても、生活する空間としての機能を果たすことができるでしょうか。市場や商店街を大切にしたまちづくり、生活者でもある地元中小業者を大切にしたまちづくりをしてこそ、地域のコミュニティが形成され、災害に強いまちづくりを行うことができます。
 また、「医療特区」は国民皆保険制度を破壊する構想です。日本医師会も反対しています。現市長も吹田市観光ビジョンで「保健医療」を提案していましたが猛反発を受けて撤回しました。医療をお金儲けの対象にすること吹田市の品格を落とすものです。

公務員を削減したら「住んでよかった」吹田になるのか
 正森さん以外の候補者は公務員を削減する、給料を下げると言っています。それを実行することがあらゆる問題を解決する特効薬だと言わんばかりです。大企業が大幅な人員削減で利益をあげています。その利益はそこで働く従業員や社会に還元されたでしょうか。経済はよくなったでしょうか。吹田市でも現市長になって538人削減しましたが、それで吹田市民の生活が良くなったでしょうか。「維新の会」の候補者はあと744人も削減すると言っています。そのお金はどこに使うのでしょうか。東部拠点開発や企業誘致の減税に使われるのではないでしょうか。それで住民生活がよくなるでしょうか。
 私たちの願いは人間が人間らしく生活できる吹田市を作ってほしいということです。そのためには住民に奉仕する公務員が絶対に必要です。災害になったとき、私たちは市役所を頼ります。仙台市ではまだ行方不明者が特定されていません。職員の大幅削減が背景にあるようです。この大震災で公務員の重要さが見直されています。公務員は人間です。物ではありません。攻撃の対象にするのはやめましょう。
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.806 2011.4.23

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