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会員間の「つながり」を大切にした業者運動に
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.736 0911.2.
 10月25日32名が参加して組織研修会を開催しました。今回の研修会は、民商に入会した会員が民商の良さを知らないまま退会される原因を明らかにし、会員どうしの「つながり」を強めるために役員が何をしなければならないかを話し合うために開催されたものです。

「引きこもり」から「ネットワーク」の一員に
 冒頭、八尾民商の周防賢一さん(39歳・副会長)から「私と民商運動」と題して講演をいただきました。周防さんは「民商は、社会の中で自分がどのような位置にいるかを考えさせてくれるところ。人の話を聴き、自分のことを話すなかでコミュニケーションの力がついた。仕事にも役立ち、自分の人生を豊かにさせてくれるところだ。」と語りました。自分の周辺から「職人気質」を教えられるものの、どんどん「引きこもり」になる自分に疑問を感じていたときに青年部に誘われ運動に参加。部員訪問で相手の話を聞き、自分の考えをキチンと言える先輩の姿に憧れ、自分もそのようになりたいと、一生懸命関わっていたそうです。経営の勉強をするようになって、「民商が人とのつながりをつくる上で魅力的なところ」であることも発見しました。相手に委ねていた「価格決定権」も、今では自分の手に取り戻すことができたそうです。

「つながりを強化する3つの問題提起」
 基調報告では、現状の組織活動の弱点として、会員間のつながりの弱さと日常的な支部活動の弱さが指摘され、この弱点を克服する手立てとして  ①全ての役員が配布集金活動に参加して222名もある事務局集金を激減させること ②支部が主催して「なんでも相談会」を開催すること ③役員が中心になって班会を開催することの3点が提起されました。この提起を受けて午後からは2つの分散会に分かれて討論しました。「税務調査で仲間の温かみを感じることができた。配達集金くらいであればやらせていただきます。」(橋詰さん)「こんなに個別集金があれば事務局の人は勉強できない。事務局の人が勉強して高まることが、役員が高まることになる。」(河本さん)「自分たちの会なのに何で事務局に集金させているのか」(土井さん)など、問題提起に沿った積極的な発言がありました。この問題については、今後、全ての機関会議や専門部会等で継続して話し合っていくことしています。


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