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自らの力で明日を切り開く吹田民商の建設を!
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.718より 09.6.15
 吹田民主商工会第46回定期総会が6月5日夜7時より民商会館で開催され88名の代議員が参加しました。7団体15名の皆さんが来賓として駆けつけていただきました。総会は第46期の方針、決算・予算、役員体制を全会一致で採択して終了しました。総会後は岩根良さんに「『自知力』で政治・経済・地域を動かす」と題して記念講演をしていただきました。

要求運動も拡大運動も大きく前進した一年
 来賓の皆さんからは吹田市産業振興条例や国保料値上げ問題で民商が果たした積極的な役割について賛辞を頂くとともに、民商運動の特徴が「戦闘性とヒューマニズム」にあることにも触れて頂きました。この1年の要求運動は近年にない前進を遂げることが出来ました。吹田市産業振興条例の制定、事業所実態調査予算の確保、多重債務相談窓口の設置と庁内連携体制、国保料値上げの圧縮、新型インフルエンザ対策として留め置き保険証の発送、住民税減免制度の一部改善、「納税の猶予」申請許諾など多くの要求が実現しています。初めて経営塾を開催し、不法、不当な税務調査にも機敏に反撃してきました。関係機関と交渉して融資要求が実現するように手助けもしてきました。このような運動を通して、読者を373名、会員を128名増やしました。中小業者が大きく減少する中、読者と会員数を前進させた事は大変貴重な成果でした。

総選挙、要求運動、人づくり・組織づくり
 第46期は ①反貧困の要求運動と常在拡大を統一させ ②人づくり・組織づくりに取り組みます。当面は政治革新の運動と税務行政を正す運動が中心となり、消費税増税反対署名と税務調査の是正を求める署名を強力に進めます。吹田市産業振興条例については施策づくりの基盤を整備することに力点をおきます。今期、特に強化しなければならないのが経営対策運動と自主計算運動です。毎月1回「我が商売を語る会」を開催し2回目となる経営塾を展望します。支部主催の商工交流会を開催します。パソコン記帳の講習会や税金相談員つくりにも力を尽くします。人づくり・組織づくりの面では、専門部を8つから4つに再編し毎月開催を貫きます。第1回は6月25日に一斉に開催します。会員間のつながりを強めるため役員は自らが所属する班を日常的に運営することに挑戦します。15日集金の徹底は民商運動の要となる活動です。財政運営の面だけではなく事務局員が要求相談や拡大運動に全力投入できる環境をつくるためにも重要です。15日で80%以上の会費が入るようにすること、事務局集金を減少させることを目標にして取り組みます。


●今期の三役体制
   会長  山口正史さん
   副会長 村上一郎さん、月田桂一さん、土井江さん、桑島靖雄さん、竹田洋一さん、工藤芳昭さん
   事務局長 西尾栄一さん
   同次長 生駒真一さん

●来賓の皆さん
   大商連・福田茂男さん
   市職労・有田八郎さん
   共産党・駒井正男さん
   中小企業家同友会・高木学さん
   新婦人・平岡つや子さん
   生健会・鴨井慶雄さん
   母親大会・樋口基子さん
   府会議員・阿部誠行さん
   市会議員・倉沢さとしさん、曽呂利邦雄さん、山根孝さん、村口始さん、竹村博之さん、塩見みゆきさん
   柿原まきさん、玉井みき子さん

●メッセージを頂いた団体・個人の皆さん
   吹田市長 阪口善雄さん、
   北大阪総合法律事務所
   医療法人共愛会相川病院
   建設コープおおさか北大阪支部
   豊中民商、池田民商、箕面民商
   高槻民商、茨木民商、摂津民商



今回の定期総会では6名の方から代表発言がありました。今回は吹南支部の杉山さんの発言を紹介します。
支部のみんなの応援があったから自分の主張で税務調査を闘えました
 吹南支部の杉山です。5月に税務調査を受けました。お忙しい中、支部の方6名の方が立ち会っていただきました。調査があると思って結構、帳簿はきちんとつけていたんですが、いざ、調査となるとドキドキしてしかたなかったんですが、みなさんが来て下さったので落ち着いて、まず自分の疑問に思っていることをきちんと伝えられました。
 法人がこれだけ沢山ある中でなぜ4年に一度調査に入るのか、前回大きなミスがあったんだったら分るんですが、ほんとに数万円のミスが見つかっただけで、また4年に一度、来るということはどういうことなのかということを税務署員に聞くことができたんですですが、ほとんど答えにならないような答えでただ早く調査に入りたいというような状況でした。でも、みなさんが立ちあって下さっているので、とにかく私の疑問に答えてほしいということで押し問答があったんです。みなさんもそうだと思うんですが、きちんと帳簿をつけて納税者として、みなさんプライドを持って仕事をされていると思うんです。その中、いま民商で税務署と闘っているような人権無視の調査もありますので、すごく税務署に対して不信感を持っていました。とにかく科目をしぼって、短時間ですませてほしいということでその日は帰ってもらったんです。2週間後に調査に来たんですが、結果、何ら問題なく、一銭のミスもなく終了しました。このように調査を終われることができたのもやっぱり支部のみなさんがお忙しい中、何回も何回も来て下さったからだと思います。
 私も民商に入っていなければ、今の人権無視のひどい調査のように、ただただ、税務署の言うなりにこの帳簿を早く見せてしまえば早く終わってしまうだろうと思って、なんでも見せてしまったと思うんです。でも支部の皆さんがいて、自分の主張を言わなくてはいけないことを常々聞いていましたので、無謀な調査を受けることもなく終わらせることができました。いま、民商が闘っている人権無視の調査なんですけども自分はどういうことができるか分からないんですけど、チラシ配りとか、何か支えになるようなことができればと思っています。以上です。ありがとうございました。
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