吹田市長 阪口善雄様
原油・資材の異常高騰に対する緊急対策を求める要望書
2008年7月15日
吹田民主商工会 
会長  月田 桂一
 毎月のように変化する原油、穀物、資材、物価の高騰が、庶民の生活に深刻な打撃を与えています。全国漁業協同組合連合会など主要17団体は、本日、燃料費の高騰で経営難に陥っているとして、全国40都道府県の漁船20万隻が一斉に休漁すると報道されています。
 吹田民商が行っている7月班会でも「これから先どうなるのか不安でたまらない」という声がどの会場でも、同じように出されました。「売上70万円で、ガソリン代金が30万円」(運送業)、「6万円前後のガソリン代が、今では10万円を越える」(内装業)、「ビールの値上げ分は価格に転嫁できても、食べ物に転嫁するとお客さんが離れそうで転嫁できない」(飲食店)、「今は努力して値上げを抑えているが、お米があがると値上げせざる得なくなる」(飲食店)等、どの発言も深刻な状況を反映しています。
 今日の事態はアメリカのサブプライムローンの破綻に続き、株価とドルの下落で行き場を失った投機マネーが、原油や穀物市場に流れ込み、その価格を吊り上げていることから起きているものです。その直接的な痛手を中小業者や庶民が受けています。その点で、緊急の対策が求められています。以下、要望します。
(1) 独自の実態調査を行っていただくこと。
(2) 「大阪府経営安定資金」や「原油原材料高騰対策特別資金」が、制度の趣旨に沿って円滑に活用されるように、保証協会や金融機関に申し入れていていただくこと。また、この制度の利用者に対し利子補給や保証料の補助を検討していただくこと。
(3) 「下請けかけこみ寺」と連携し、公平な取引が行われるように大手企業等に申し入れていただくこと。
(4) 公共事業や物品の市内業者優先発注、国民健康保険料や住民税の減免・分納など、吹田市として現行法を活用して行えるあらゆる対策を講じていただくこと。
(5) 政府や大阪府に対し緊急の対策を講じるように強く要望していただくこと。
以上

トップページに戻る

  〒564-0000 吹田市川園町20-1
TEL 06-6383-2211  FAX 06-6382-8190